中小M&A資格試験 第3回 M&A実務 問2(全21問)
譲り渡し側A社は債務超過に陥っており、債務整理手続を進めながら事業を譲り渡す予定である。A社の経営者は、債権者に対して最善のM&Aを行ったと合理的に説明できるよう、譲渡額の最大化を特に重視し、最も有利な条件を示した者を譲り受け側とする厳格な入札方式で進めたいと考えている。ガイドラインの仲介者・FAの比較に照らして、A社が依頼する支援機関の形態とその理由の組合せとして、最も適切なものはどれか。
適切。依頼者に有利な条件での成立を目指すFAは、債務超過企業が厳格な入札方式で譲渡額の最大化を図る場合の活用例に当たる。
不適切。双方の意向を一元的に把握して円滑に進めるのは仲介者の特徴だが、A社のように譲渡額の最大化を特に重視する場合の活用例ではない。
不適切。仲介者は双方から手数料を受け取るのが通常だが、それによって手数料が必ず安くなるわけではない。
不適切。双方と契約して利害を調整するのは仲介者であり、FAは一方当事者のみと契約する。
選択肢を押すと答え合わせができます。
論点
中小M&A資格試験 » M&A実務 » 仲介者とFAの使い分け
正解
1
解説
ガイドラインの比較表では、FAは一方当事者のみと契約し、依頼者にとって有利な条件でのM&Aの成立を目指す。自社の関係者(債権者・株主等)との関係で最も有利な取引条件での成立を目指す必要がある場合、例えば債務整理手続を要する債務超過企業が厳格な入札方式で譲渡額の最大化を図る場合や、利益相反のおそれが生じない支援機関を選ぶ必要がある場合は、FAの活用例として挙げられている。