中小M&A資格試験 第4回 倫理・行動規範 問15(全15問)
顧問税理士Gは、債務超過の状態が続いている顧問先H社の社長から「もう廃業するしかないと思う」と相談を受けた。H社には長年の取引先と熟練した従業員がいる。Gの対応として、ガイドラインに照らして最も適切なものはどれか。
不適切。債務超過でも廃業しか選択肢がないとは限らず、中小M&Aの可能性も検討することが期待される。
不適切。債務減免等の交渉が必要な場合は、事業再生を専門とする弁護士等と連携することが重要であり、報酬を得て代理人として交渉することは非弁行為(弁護士法72条)に当たるおそれがある。
適切。ガイドラインが顧問税理士に期待する対応である。
不適切。譲り受け側に事業の価値を見出してもらうには詳細な情報開示が必要であり、顧問税理士は積極的に協力する必要がある。
選択肢を押すと答え合わせができます。
論点
中小M&A資格試験 » 倫理・行動規範 » 債務超過の顧問先から廃業の相談を受けた税理士
正解
3
解説
ガイドラインは、事業の価値は最終的には譲り受け側の評価により決まり、債務超過だからといって廃業しか選択肢がないとは限らないこと、簿価純資産上は債務超過でも時価純資産上は資産超過となる場合もあることから、顧問税理士は債務超過の顧問先から廃業の相談等を受けた場合には中小M&Aの可能性についても検討することが期待されるとしている。譲り受け側に事業の価値を見出してもらうには詳細な情報開示が必要で、顧問税理士は積極的に協力する必要がある。債権者との債務減免等の交渉が必要な場合には、中小企業活性化協議会や事業再生を専門とする弁護士等の専門家と連携することが重要とされている。