中小M&A資格試験 第3回 M&A実務 問9(全21問)
譲り渡し側C社について、時価純資産に数年分の利益を加算する方法で株式価値を算定する。次の資料に基づく算定額として、正しいものはどれか(税効果は考えないものとする)。
・C社の簿価純資産:1億2,000万円
・保有する土地の含み益:3,000万円
・帳簿に計上されていない退職給付の引当不足:1,000万円
・税引後利益:年1,500万円(今後も同程度と見込まれる)
・加算する年数:当事者間の交渉により3年分とする
誤り。土地の含み益3,000万円を反映していない(1億2,000万円-1,000万円+4,500万円)。
誤り。簿価純資産に3年分の利益を加算しただけで、含み益と引当不足を反映していない。
正しい。時価純資産1億4,000万円+税引後利益3年分4,500万円=1億8,500万円。
誤り。退職給付の引当不足1,000万円を差し引いていない(1億2,000万円+3,000万円+4,500万円)。
選択肢を押すと答え合わせができます。
論点
中小M&A資格試験 » M&A実務 » 時価純資産に数年分の利益を加算する方法
正解
3
解説
時価純資産は、資産を時価で評価し、負債は網羅性を確認して未計上のもの(オフバランス債務、引当金不足など)を追加計上して求める。簿価純資産1億2,000万円+土地の含み益3,000万円-引当不足1,000万円=時価純資産1億4,000万円。これに税引後利益3年分(1,500万円×3年=4,500万円)を加算して1億8,500万円となる。加算する利益の種類や年数(通常1年~3年)は事例ごとに異なり、交渉で決まることが多い。