中小M&A資格試験 第1回 法務 問8(全11問)
弁護士資格を持たないM&A仲介業者の担当者が、報酬を得る目的で業として行う次のア〜エの行為のうち、弁護士法72条に抵触するおそれがあるものの組合せとして、最も適切なものはどれか。
ア クロージング後に当事者間で生じた表明保証違反の紛争について、一方当事者の代理人として相手方と和解交渉をする。
イ 最終契約の締結前に、当事者に対して、リスク事項の内容と顕在化した場合の結果を説明する。
ウ 当事者間の損害賠償請求事件について、当事者の依頼を受けて弁護士以外の者に事件を周旋する。
エ DDの実施スケジュールを調整・管理する。
誤り。イは最終契約前のリスク説明で、仲介者・FAに求められている対応。
正しい。アは紛争の代理・和解、ウは法律事件の周旋。
誤り。イ・エとも仲介者・FAが行う業務。
誤り。エはDDの調査内容に影響しない支援で、仲介者にも可能とされる。
選択肢を押すと答え合わせができます。
論点
中小M&A資格試験 » 法務 » 弁護士法72条(非弁行為)
正解
2
解説
弁護士法72条は、弁護士でない者が報酬目的で、法律事件に関して代理・和解等の法律事務を取り扱ったり、その周旋をしたりすることを業とすることを禁じる。ガイドラインも、当事者間の紛争解決への関与・支援は非弁行為に当たるおそれがあるとしている。リスク事項の説明やDDのスケジュール管理は、仲介者・FAに求められる、または認められる業務。